えちごりんこと越後ゆりがお届けする何かしらのニュースです(^^♪

「内積ゼロ」歌詞紹介・解説(動画埋め込みリンク有)

内積ゼロ            詩・曲 越後ゆり

 

キミとボクじゃ いくら話し合っても

内積をとればゼロ ひとりぼっちさ

キミがあっちを向けば ボクはそっちを向いて

やっぱり僕ら別々の生き物だから?

それでも後ろ振り向いてみれば キミの歩んだ歴史に

ボクの横顔が見えるはず

キミの進む矢印に たった1点交わるボクの矢印 どこへ向かっても

キミは言ったね 守りたいものがあると 僕の声に重なった言葉

 

キミとボクじゃ いくら話し合っても

形式ばった言葉だらけ そりゃ解決もしないさ

いつも大事なことを 担保なしに約束して

守れないルールには例外を作るのさ

誰もが胸の奥に等しく祈ってるものがあると

晴れ渡る青空の下 見えたんだ

キミの進む矢印の色も長さも ボクの矢印と違うものばかりで

同じものなんてないように見えるけれど そっと重ねてみて

そっと重ねてみて

 

この惑星に生まれた僕たちは

空と海 そして 血を分かつ

 

キミの進む矢印の色も長さも ボクの矢印と違うものばかりで

同じものなんてないように見えるけれど そっと重ねてみて そっと重ねてみて

キミの進む矢印に たった1点交わるボクの矢印 どこへ向かっても

キミは言ったね 守りたいものがあると 僕の声に重なった言葉

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youtu.be

 

--------解説---------------------------------------------------

 曲名を見るといかにも理系!難しそう!と思ってしまうと思いますが、中身はそれほど数学チックな歌ではありません!

内積というのは、2つのベクトルA,Bがあるとすると、  次の式で定義されるもので

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二つのベクトルがなす角度θが90度で、直交しているときに、内積は0になります。

このとき、二つのベクトルは全く別の方向を向いているけれど、1点は必ずどこかで交わっている、ということをモチーフにしました。

人間もこのように、別々の方向を向いていたとしても、どこかに共通点があるはずだ。

全人類皆に共通して思うことがあるはずだ。

このことを内積に当てはめて詩をかきました。

詩の中では、キミとボクの二人をそれぞれ、別々の個人として、矢印と表現していますが、これは個人と個人の間だけでなく、国と国や、民族と民族、宗派と宗派、というように、いろいろなスケールに当てはめることができると思っています。

 

実は、全人類が共通して思うことについては、内積を人間に投影するよりもずっと前に考えていたことでもあるんです。

それは、高校の修学旅行で長崎を訪れたときに、平和記念像の前で行われる平和の式典(学校ごとに行う小規模のもの)で、学年の代表として、平和についてスピーチをするように、担任の先生に任命されたときでした。

学級の代表や部活の部長をしていたので、人前で話すことには慣れていましたが、このときは、何を話せばいいのか、どんな言葉を選べばいいのか、ずいぶんと悩みました。

そして、あれやこれやと言葉をかき集めているうちに、1つの結論にたどり着いたのです。

それは、どんな身分の人も、どんな立場にある人も、どんな極悪人も、もちろんどんな善良な民も、争いごとがなに1つない平和な世界というのを、心のどこかで祈っているのではないか、ということです。ただの性善説とも言えますが、普段は意識しないことで、なかなか信じがたいことでもあるので、この機会に全校生徒と先生方の前で主張しておこうと思ったのです。そのスピーチをしたときの、雲一つない青空と残暑の厚さを今でもよく覚えています。

たまたま、このときの原稿をUSBのデータ整理をしていて見つけたこともあり、この時の考えが1つの曲になりました。

スピーチの原稿はまた今度紹介したいと思います(笑)

 

そしてもう1つ、歌詞に隠してある意味があります!

それは、フーリエ係数を求めるときに使う、一般化された内積の形です。

フーリエ級数については、簡単に説明できるほど、私は秀才ではありませんが、、、

2つの関数を掛けたものを積分すると、その2つの関数が共通してもつものだけが答えとして残るという性質です!

つまり、人間同士も掛けて、積分すれば、共通しているものが見えて、もっと仲良くなれたり、理解しあうことができたりするのではないかということです!

人間の場合は、掛け合わせて積分するという作業を、数学の演算で行うことはできないので、長い時間がかかるかもしれませんが、相手のことを理解しようとする気持ちがなければ、いつまでたっても交わらないままになってしまいますよね…。

 

ちなみに、Cメロの部分で、「空」、「海」と続くと、次は「地」と思いきや

「血」!?となるかもしれなせんが、これは誤字ではありません(笑)

これは、研究室の先生がさりげなく放った名言

「人類はみな兄弟」からいただきました!(勝手に)

あっちの国とこっちの国では、文化も宗派も違えば、物事に対する考え方が違っていて、批判しあったり、差別したりすることが多々ありますが、元をたどれば人類はみな兄弟!(数百万年くらい必要だけれど)

そんな風に思えたら、国際的な協力がなければ解決しないたくさんの問題もなんとかできるのではないかと思います。

 

長くなってしまいましたが、少しでもなるほどと思っていただけたら幸いです!

ぜひまた曲を聴いてみてください!

では、最後までありがとうございました(^^♪

 

越後ゆり